黄里庵は素材にとことんこだわっています。安全な食材、おいしい食材、旬の食材・・。日本では手に入らない、手に入っても中国産のものだったり等、納得のいく素材を集めるのは難しいのです。そこで本場韓国へ定期的に足を運び、店主自身が自分の目で見て厳選した食材を買い付けています。その様子を少しだけご紹介致します。
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この時買い付けに行ったのが、ソウル市中心部から車で東へ約30分の「京東市場(キョンドンシジャン)」という市場です。
ここで乾物、(松の実、干しいたけ、干えび等)、唐辛子、季節のフルーツなどを仕入れます。

「京東市場(キョンドンシジャン)」は、地元の人御用達の市場で、生鮮食品から漢方薬までなんでも揃う、活気に満ちた大市場です。


韓国キュウリ、韓国カボチャ、ナス・・・採れたての新鮮な野菜が並びます。

店主がよく行く唐辛子屋さんが見えてきました。


何種類もの唐辛子をブレンドして、辛さや味を調整します。

ブレンドした唐辛子を早速粉にしてもらいます。この状態で日本へ持ち帰り、キムチや料理に使用します。


テレビ出演の様子をご紹介致します。


オープニングでいきなり黄里庵のお店の前からの中継です。

黄里庵自慢の氷見牛焼肉を、おいしそうに食べる山村アナ。


氷見牛がジュウジュウと音を立てて、美味しそうに焼けています。

ご主人と奥さん、息子さんが揃って登場。かなり
緊張のご様子・・。


これは手作りキムチの手順を紹介しているところ。手間隙かけてます!
「手間をかけすぎて儲けがねぇ・・」と奥様の本音がつい飛び出す場面も。

チヂミの紹介です。一見キュウリのような韓国
カボチャに山村アナもスタジオもビックリ。


最初の緊張はどこへやら、ラブぽけ恒例の”コレ
いただきます”では、照れながらも決めポーズ☆

最後はみなさん手を振ってのお別れです。
放送中、ホームページにも多数のアクセスを頂き
ました。ありがとうございました。



@キムチの具の材料は、ニンニク・ショウガ・長ねぎ・松の実・塩辛などの定番の具材に加え、その時々の旬の果物や野菜を使用しています。

A材料を丁寧に混ぜ合わせます。


B韓国から取り寄せた香辛料を加え、キムチの具が完成します(ヤンニョンともいいます)

C白菜は茨城県の霜降り白菜(参考:霜降り白菜のホームページ)を使用。切ってから二晩塩水に漬け、さらに丸一日水を切ったものを用意しておきます。


D具を白菜に一枚一枚丁寧に塗りこんでいきます。

E黄里庵特製、手作りキムチの完成です。旬の具材のいい香りが漂い、口に含んでしばらくしてから広がるほどよい辛さ。ファン急増中の逸品です。


◎氷見牛とは?
 
氷見では昔から農業や運搬などで使用する、日本在来種の牛が飼われていましたが、昭和初期に数件の農家が兵庫県より雌但馬牛を導入しました。
 
氷見の豊かな自然環境のもと改良を加えられ、近年では大規模な品評会において1、2を争う評価を受けるなど、肉質・鮮度・脂肪交雑が三拍子そろった逸品です。
 
現在、13軒の農家で約1300頭が飼育されており、出荷頭数が僅かなため(とりわけ県内向けは少ない)、幻の和牛とも言われているのです。
 
          
 
黄里庵では貴重な氷見牛を特別なご予約を頂く必要もなく、お手ごろな価格でご提供しております。まろやかな口あたりはやみつきになること間違い無しです。ぜひ一度ご賞味あれ。


◎「天草大王(あまくさだいおう)」について

 熊本地方には、かつて天草大王という世界的にも希な大型の肉用鶏が飼育されていました。
そこで天草大王とはどんな鶏だったのか、文献を要約すると

 『天草大王は明治中期頃中国から輸入されたランシャン種をもとに、天草地方において肉用に適すように、極めて大型に改良されたもので、始めはシャモ(軍鶏)によく似ていたが、次第に変化して単冠となり、ランシャン種に似た体型となった。羽色は名古屋種の倍ほどあり、大型の雄は背丈が90センチ、体重が1,700〜1,800匁(6,375〜6,750グラム)に達した。』
(三井高遂、1915)(三井・衣川、1933)(西川周作、1950)(養鶏大辞典、1963)

 とても美味しいと九州では伝説になっている高級な味でした。しかし、不況になった昭和の初めに絶滅してしまいました。

 その幻の鶏が熊本県農業研究センターにより10年の歳月をかけて半世紀ぶりに復元されたのです。




 指定された農場で通常の2倍の100日を掛けてゆっくり、じっくりと丹精込められて育てられた肉質は量も多く、弾力のある歯ごたえ、コクのある味でどれをとっても一級品です。